【Blog】形に残らない音、記憶に残る音

こんにちは!今日は音についてお話しします。

音は空気の振動であり、その振動が耳に届いて初めて音として認識されます。
人は音を聞くことで、さまざまな感情や記憶を呼び起こすことがあります。
中には形に残らないけれど記憶に残る音も存在します。

例えば、幼いころに聞いた祖母の声、懐かしい友人と過ごした時の楽しい音楽、故郷の鳥のさえずり、海や山の音など、形は残っていなくても、耳にした瞬間にその場面や思い出が蘇ってくるような音がありますよね。

また、怖い体験をしたときに聞いた音も、長い間記憶に残ります。
例えば、地震や大きな爆発音、悲鳴や泣き声など、不快な音でも、脳はそれをしっかりと記憶しています。
これは、生命を守るために必要な反応であり、同じような危険な状況に再び陥った場合に、即座に対処することができるようになるためです。

音は人々の生活に密接に関わっていて、私たちの感情や心理状態にも大きな影響を与えます。
例えば、疲れたときに聴く優しい音楽や、ストレスがたまっているときに聞く自然音など、心を落ち着かせるために利用されることがあります。

最近では、ASMRという音のジャンルが注目されています。
耳元でささやく音や、ゆったりとした音楽など、リラックス効果が期待できる音を用いたもので、多くの人が心地良いと感じることができる音です。

形に残らないけれど記憶に残る音。
私たちの人生にとって大切なものです。
ピアノを習うことで日々の記憶はより鮮明に刻まれます。
音が呼び起こす思い出や感情を、大切にしていきたいです。